Leo Ashizawaの「元気でやってるよ。」「元気でやってけよ。」

自分がやりたいことを少しでも伝えるには、自分自身の中でそれなりに土台が必要です。僕の土台はこのメッセージ。これまでお世話になった人へ。これからお世話になるであろう人へ。ロンドンで活動する役者、Leo Ashizawaからの便り。

ホメオスタシスとトランジスタシス

あたかもそこにあるように見えるもの


昔をふと思い出した。

僕は器用ではない。

数年前、僕が通信教育で考古学を勉強している時期
考古学者と役者という夢の狭間で揺れ動いていた時期


居酒屋・ポスティング・花屋・映画館
数ヶ月間、同時に4つのアルバイトをしていた。
毎日どれか2つないしは3つのバイトがあり
深夜1時、2時に帰宅して、朝6時頃には起きる日々。

帰宅してからの勉強が僕にとって一番大切なことだった。
日々の睡眠時間は約2時間、多くて3時間ほど。それが数ヶ月続いていた。


もっと要領の良いバイトを探せたのかもしれないがそこまで頭も良くなかったんだろう。
そんな一日24時間では足りない日々で僕が一番やりたいことに力を注ぐ為には
アルバイト先では給料分の最低限の仕事以外に力を注がないことだった。
アルバイトで疲弊してしまっては、自分が本当にやりたいことに力を注げない。



それほど追い込まれた状況がゆえに生み出された僕なりの解決方法だった。
そんな無茶な状況はやはり長くは続かない。半年くらいかな、、、それが続いたのは。
それ以降、僕のお金を稼ぐ為の仕事への取り組み方が確立された。


その次にお金を稼ぐ為だけに入ったアルバイトが僕を若干変えてくれた。
それまで培っていたお金を稼ぐ為だけのスタイルではもどかしく想うようになった。

それは理解ある、信頼しあえる同僚達の存在が大きい。
今に繋がる渡英を現実のものにできたのはそこでの働きが大きい。


もともとあった自分のスタイルが変わり、それをよく想い、さらに戻り、それをよく想う。
割り切って働くには何らかの犠牲が必要になる。



【ホメオスタシスとトランジスタシス】



今を維持しようとする力と今を変えようとする力

生きることは今を変えようとすること、進もうと望むこと
それでも心地よい今の状況を維持したいと望むこと

その狭間で揺れ動くのが人間の性だと。
些細なことに一喜一憂し、日々生きる人間を的確に表現した言葉だ。


別に今の僕がその状態だと言うわけではない。
今の僕はさらにもともとの自分のスタイルが変わり、さらに戻り、そこからさらに
変わった状態に戻ってしまっている。

時間という制限ではなく、精神面でゆとりを得る為に。


良いことなのか、悪い事なのかはわからない。
少なくとも、一番大切なことに全力を注ぎ、一番大切なことを大切に出来る
環境を僕は、<僕にとっての善>ととらえている以上、今の僕にとっては
良いことなんだろう。


それでも、一緒にそこで働く僕を理解し、信頼してくれる人が例え一人でもいる限り
そして、イギリスに合法的に居る為にも・・・やはり、葛藤は存在する。


不器用で弱いがゆえに、繊細に鮮烈に感じる

ホメオスタシスとトランジスタシスの狭間で。

届くもの、届かないもの



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2007/11/22 (Thu) 02:06 | EDIT | REPLY |   

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