Leo Ashizawaの「元気でやってるよ。」「元気でやってけよ。」

自分がやりたいことを少しでも伝えるには、自分自身の中でそれなりに土台が必要です。僕の土台はこのメッセージ。これまでお世話になった人へ。これからお世話になるであろう人へ。ロンドンで活動する役者、Leo Ashizawaからの便り。

人を見かけで判断しないでおこ~ね④

街を流れる川


結局、デカイ白人やら黒人やらのイギリス人たちにパスポートをがっつりコピーされた僕。
旅行を満喫する人々が通り抜けている天国側出口とはまったく別に空気を醸し出している
地獄側出口を通過した僕。


別れ際の巨人たちの言葉
「いい旅を!」


やかましいわい。
お前らがいきなり出鼻くじいとんねん。
こっちは別に出口がわからんと迷ってただけやん、別に何も悪いことしてへんねん。


でも、そんな場当たりな言葉を真に受けた初旅行の僕


「Thank you thank you!」
(『まぁ、イギリス人もええとこあるやん。しゃーないな。』)

って大和魂が聞いて泣くような返答。すまん、日本代表、ちょっとピュアだったアノ頃。
ビスマルク宜しくアメとムチ政策に完全にどっぷり浸されてしまいまして、、、申し訳ない。


まぁ、そんなこんなでヒースロー空港到着時から早速、洗礼を受けた僕。
海外を甘く見たらいかんのだぞ、と先進国のイギリスで思い知らされました。



ただ、ヒースローについてからは難なく事は進んだよね。
無事Salisbury(ソールズベリ)行きのチケットを購入し、バスに乗り込むことに成功。
到着と戦闘の疲れに負け、うとうとしているとSalisburyの町に到着(途中で乗り換えしたけどね)



そう、これ、これでしょ。旅ってのは。
こうやってスムーズに行くはずなんじゃないの?ある程度は。
そりゃーね、ちょっとのトラブルはいいよ、でもね、アレはないね、アレは。


まぁ、そんな心の声とは裏腹に
到着したSalisburyの町を目の当たりにしてびっくり。



「ほっほーぅ。はっは~ん・・・町っていうか、街やん。」

中津江村計画が音を立てて崩れていくのが瞼の裏と鼓膜らへんからはっきりとわかる。


「けっこう、デカイ、街やん。」

けっこうところか、どちらかというとしっかりした街である。
ちょっとしたデパートもあるし、ショッピングモールもあるし。
遠くに大聖堂の尖塔が見えているのなんてかなり風情がある。


「ここで、例の紙見せて歩くのはきっついもんあるなぁ・・・・。」



早速、心折れそうになる僕。



『あかん、負けるな、俺、頑張れ、俺。こんなところでくじけるな、俺。』
ポケットの中にひっそりとしまってある、命綱の紙


【モラルの範囲であれば、家事・掃除・洗濯・料理など何でもしますので、
寝る場所と食べるものだけ何とかしてください。】



ちょっとだけ、クシャってしたくなる。
だってね、想像してみてくださいな、江坂でこんな↑紙を見せながら歩いている人を相手にする?
千歳烏山でこんな↑紙を見せながら歩いている人を相手にする?
さすがにねー、僕でもね、常識ってもんは備えているつもりですよ、ええ。




ナイっしょ、ナイ、ナイ。

さすがにない。そんな人、そんな外国人みたことない。




・・・とは言っても、それが僕の生命線。




やるっきゃないっ!!



勇気を振り絞って左手に生命紙を握りしめ
通りを行きかう人に見せて歩いてみる。


うっし、誰もみない。



・・・・スルー・・・・



くじけるな、俺。


負けるな、俺。


次は、そこいらへんにいる人に直に見せてみる
「えくす・きゅーず・みー」



その声すらも無視する人多数。



たまに読んでくれる人がいるものの



失笑されること請け合い。


ちょっと半ギレされること請け合い。


哀れな目を向けつつ
「ノーっぷ」
って言われること請け合い。



2,3時間粘った頃であろうか
僕の羞恥心と疲労感が最高潮に達したころ、ある紳士がある言葉を言ってくれた。

「Impossible, Nonsense」


・・・



だよね



だyoね



だしょーね!!!!



確かに、そらそーだしょ、不可能だよ。わけわかんないよ。


はっーーはっはっは。


もういい、他に何か考えよう。
ていうか、出直そう。今日は諦めよう。そう思った頃合。


そこに第二の紳士が教えてくれた。


「ついてきなさい、あっちにInformation centreがあるから。」


そうやって、僕をインフォメーションセンターに案内してくれた。



フラフラで満身創痍な僕をインフォメーションセンターまで連れていってくれる第二紳士



初めて少しだけ優しさに触れたSalisburの朝10時


時間帯も悪かったのかもね、テヘッ。




つづく。



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