Leo Ashizawaの「元気でやってるよ。」「元気でやってけよ。」

自分がやりたいことを少しでも伝えるには、自分自身の中でそれなりに土台が必要です。僕の土台はこのメッセージ。これまでお世話になった人へ。これからお世話になるであろう人へ。ロンドンで活動する役者、Leo Ashizawaからの便り。

人を見かけで判断しないでおこ~ね⑥

川の流れのように(Salisburyの街に流れる川)


「そうか、そんな事情があったのか・・・。わかった、俺はカナダで長距離列車のシェフをしてたんだよ。
このユースに一緒に居る期間のメシは俺に任せとけ、安い食材買っていつも二人分作ってやるよ。」


「まーじでありがとう!」

Allenからその言葉を聴いた僕は感銘。寝るとこは今のところ仮宿で何とかできているが
食事をどうするか迷っていたところに舞い降りた天使とその息吹。
(そこまで爽やかではないけどもー。←恩人にそんなこと言うなぃ)

いやぁね、もう天にも昇る気持ちってのはこのことを言うんだよね。
背中から羽が生えて、おごそかにパタパタ飛んでいく感じ。
むさ苦しい天使がもう一匹増えました?みたいな感じ。


それからひとしきり
あーでもない、こーでもない。お互いの話で盛り上がる二人。


ここで、えー、皆さん疑問に思うかもしれませんが
盛り上がるほど英語を話せるのか、この男(僕)はと。

この部分ですが、人間生命の危機を地肌で感じると
何とかなるもんです。



いやー、なんかね、アノ頃が一番英語しゃべれたんじゃないかなと。
ていうか、何語かわかんないけど、とりあえずコミュニケーションをとれていたんではないかなと。
おそらく初めてAllenと顔を合わした瞬間からその日の夜までに相当スキルアップしてたんではないかなと。
雲泥の差があったんではないかなと。


まぁ、何とか会話がセイリツしたわけです。たぶん、きっと・・・。


さて、僕とAllenが部屋に戻った時には時間も遅く部屋は真っ暗で
何とか手探りで自分の寝床についた僕。
(確か10人部屋だったかな・・・)

布団に入るやいなや、どっと押し寄せる疲れと共に異国の地にも関わらず
警戒心0で数秒で爆睡、2段ベットの上で寝ているドイツ人の工事現場の騒音いびきもものともせず・・・。


-翌朝-


日の光が部屋に差し込みドラマの主人公のように目覚める僕。
起きた瞬間は、家にいるような感覚に陥ったが見慣れない天井が
今、僕は異国の地にいるんだということを知らしめてくれた。

何故だかわからずにこみ上げてくる笑み。

『さー、今日も1日パーっと行こうかーーー!!!!!』
そう思いながらベットから起き上がろうとした僕の目の前に飛び込んできた

・・・ブリーフ。


ぬ?


もっこりしたブリーフ


も?


もっさりした白いブリーフ


の?


もっこりブリーフから周囲に広がる密林。


へふ?


「Good morning、Slept well?」


「ぐ・ぐっ・・ももももーにんぐ」


まさかの事態、起きた瞬間もっこりもっさりブリーフ、そこから広がる密林。


ヤバイ、ジャングルに迷い込んだ。


いや、違う。




誰やねん、お前!!!




何で朝一から人の枕元にもっさりブリーフ一枚の素っ裸で立っとんねん。



わけわからん。


と朝に弱い僕に出来る思考サーフィンはこの程度。
貴重品を確保することすら頭が回らない。

その後は

?????

ちょっとフリーズ



互いに沈黙のもさおと僕


周りからみたらこれほど滑稽な絵面はないだろう。
ブリーフ一枚でベットを覗き込むもさおとそれを見てフリーズしている僕。
しかも、もさおまでもがフリーズしてる。



お前はええねん、フリーズせんでも。
フリーズすんのはこっちやわ。


さらに、目の前に広がる密林。


2段ベットの上の部分に隠れて顔ははっきり見えない。
しばらくしてから、ぬっと顔が降りてくる。口を開くもさお、さよなら密林。
「いや、ここの引き出し使っていい?」


「い・・いいよ、俺、使ってない・・・し。」


「そっか、よかった。ありがとう、それを聞こうと想ってずっと起きるの待ってたんだ。待ちくたびれたよ。」




・・・待つなよ。


くたびれるなよ、それもパンいちで。




警戒心0、無邪気に眠る素人旅人な僕の寝顔を起きるまで見届けるなよ。

そして、根本的に、服を着ろ。
もっさりで立つなよ、人の枕元に。


その男、白髪交じりの黒髪ロン毛にガリガリのガリクソン

映画「ボディーガード」に出てくるホイットニーヒューストンのストーカー男
映画「インディペンデス・デイ」に出てくるエリア51の所長サイエンティスト
ドラマ「Xファイル」に出てくるモルダーの連れUFO研究家の一人

のような風貌


ただ単に引き出しを借りたかったらしい。
一応、僕の隣にある引き出しだから僕のものだと想ったらしい。

律儀な男だ。
律儀なもさおだ。

そこまでして敵意がないことを僕に知らせたかったのか。

「武器はねーぜ」と。

もっとも、お前のもっさりと広がる密林は核弾頭だったけどな、朝一の俺には。


そんなある意味、パーっと始まった、イギリス、ソールズベリ、二日目




つづく



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