Leo Ashizawaの「元気でやってるよ。」「元気でやってけよ。」

自分がやりたいことを少しでも伝えるには、自分自身の中でそれなりに土台が必要です。僕の土台はこのメッセージ。これまでお世話になった人へ。これからお世話になるであろう人へ。ロンドンで活動する役者、Leo Ashizawaからの便り。

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光を生む儀式

ひかり。。。

僕の家のすぐそばにはFire Stationがある。
日夜を問わず出動している。通りの窓から見える筋骨隆々のおじさんたちは
日夜を問わず筋トレしている。通りから見える大きな塔をロープで登って
日夜を問わずトレーニングしている。

消防員の友達から聞いたんだけど
日本ではもう、出動の時にはポールでシューっと滑って車庫には行かないらしい。

日本の何かのテレビ番組で見たんだけど、ポールでシューって降りるより
階段で降りる方が早く出発できるらしい。

でも、僕の家のすぐそばにある消防署ではまだポールでシューってしている。

昨晩、家に帰る途中、ほろ酔い気分で歩いていると
消防署の出動ドアが開け放たれ、筋骨隆々manがポールから降りてくる。

彼らはまだ使っているのだ。

早ければ良い、無駄が無ければ良い、役に立たないものは使わない
それが一番なのかもしれないけれど

誰かが言った言葉。




「無駄なもの、役に立たないものは、愛するしかないじゃないか。」




それを思い出すと僕はにんまりする。



イギリスでは裁判の時にまだ裁判官が中世と変わらぬ巻き巻きのズラを被ることで
個人の主観を取り払い公正をきす伝統が残っている、それがある種の儀式であるかのように。
消防員にとってポールからシューっと降りる行動の中にある種の儀式が含まれているのかもしれない。



2年近くその辺りに住む僕には、よく見ていた光景。

ただ、いつもと違い僕の眼をひいたのは、彼らのユルさと賑やかさ。

ポールでちょっとよろけた仲間を
ガハハと大きな声で笑いながら、叩き合う。
それを見てつまんなさそうに欠伸なんかしてる仲間もいる。
その先の何かを見ているかように、それぞれが少し遠い目ポールをみつめている。

それでも無駄のない動きで耐火スーツを着たり、消防車の準備をする。

最終的には皆でハイタッチをしながら
サイレンと共に、ユル~く出動していく彼らの姿。


大げさな言い方かもしんない
でも、色んな職業がある中で、人の命を救う為に自分の命を危険に曝すかもしれない職業
そうはない。

ただ、その中で
大事なものを大事にし
あれだけユルく、楽しそうな彼らの中に
「日々生きる」ことの<光>を垣間見た気がした。

流れる日常の中である種の儀式が産み出す緩急
そこに見えるわずかな光。

ひかり。。。。。。。


みなさんにもありますか。そんな儀式。

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