Leo Ashizawaの「元気でやってるよ。」「元気でやってけよ。」

自分がやりたいことを少しでも伝えるには、自分自身の中でそれなりに土台が必要です。僕の土台はこのメッセージ。これまでお世話になった人へ。これからお世話になるであろう人へ。ロンドンで活動する役者、Leo Ashizawaからの便り。

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【フェニキアの女たち】エウリピデス

Phoenician Women book

ご無沙汰しておりました、ゲンクウです。
ちょっと疲れ気味ですが元気にやってます。【Backwards】の稽古は徐々に大詰めを迎えておりますが、キャラクターがあるお芝居というよりも、パフォーマンスに近いのでどちらかといえば、身体機能や意識に力を入れて取り組んでます。もちろん、自分でキャラクターを作ってやるくらいの気概が必要ですが。

それと同時にもう一つ別のお芝居に参加してます、先週の日曜日から。
確か高校生の頃にギリシアの歴史の中で学んだと思うのですが、
(歴史は好きだったけど、歴史文学覚えるの大変だったなぁ。)

古代ギリシアの三大悲劇作家エウリピデスの『フェニキアの女』
オイディプス・コンプレックスでも有名なオイディプスが登場する作品です。

オイディプス・コンプレックスってのはものっそい簡単に言うと

「男は母親似の女性に惹かれ、女は父親似の男性に惹かれ、特に男性は母親を自分のものにしようという無意識な欲望で父親に対抗心を頂く。」

というようなものです。(え?あってるよね?)


お話自体はオイディプスとヨーカスタ(母親であり妻)の2人と兄弟と
2人の姉妹にまつわるテーバイという町を舞台にしたお話です。

詳細は徐々に。

そーんな舞台、こちらに来ておそらく初めてないわゆる演劇的舞台。
先日、そのワークショップに行ってきたのですが、ProducerのGeorgeはオーディションが嫌いらしく、ワークショップの中から的確な役者に的確なキャラクターを与えていきたいようです。



・・・確実に役柄以上に役者がいるんだけど・・・。

そうです、つまりスタメン落ちする可能性があるわけですね。



せっかくの機会なので、せめて端役でもいいので掴み取りたいです。
でも、このお話、奴隷や召使、メッセンジャーなどの人物もかなり重要で
それに台詞もしっかりある。なので、名前がない役になったとしても、かなり重要なわけです。


で、先週の木曜日に申し込んで、土曜日に面接的なオーディションをして
日曜日がワークショップだったのですが、水曜日の夜に送った履歴書を見たGeorgeが
木曜日に電話をくれました。

「ゲンクウかね。土曜日、劇場まで来れるかね。」

「はい、もちろんです。何か持ってくるものはありますか。」

「そうですね、Phoenician Women(フェニキアの女たち)を読んでおいてください。」

「わかりました。では、当日。。。」


・・・ん?



・・・・・・ん?


え?読むの?土曜日までに全部?
で、買いに走りましたよ。しかもあんまり本屋さんに置いてないんですよ。
それでも買って読みました。ぎゃむばって。英訳されてるんですけど、ギリシャの古典だから英語も古い感じなんですよね。それでも読みましたよ、ぎゃむばって。

で、当日、土曜日。


「ん、これはね、翻訳者が違うね。フィリップという翻訳者の本を使います。」


・・・マジかよ。。。


了解、買います、購入しますよ、次のワークショップまでに。
てなわけでオンラインで購入した為まだ手元に届かないまま、
今日の稽古に行ってきました。
(本屋さんには売ってません。ものっそい探したもの。)

そうです。ワークショップでなく、すでに稽古なわけです。
まずは、読み合わせですね、そうですね、そりゃーそうですね。

やはり12,3人中正しい本を手に入れているのは3名のみでした。
で、始まる読み合わせ。





・・・打ちのめされて砕け散りました。





僕以外はネイティブ。
なので、そりゃー大丈夫でしょう。
しかし、僕。お話は知っていますが、翻訳者によって英語が全然違う。

読みながら言葉の意味をしっかり理解し、台詞として発する。
しかもちょっと古かったり、形式ばったりな台詞。I willじゃなくて、I shall
OnじゃなくてUpon。見たこと無い単語なぞなぞ、たくさん出てくるわけで。




瞬発力、皆無でした。




自分の無力さを呪いました。
今までの努力が足りなかった自分を呪いました。
英語の勉強は一生懸命していたはずだけど、まだまだ甘かった自分を呪いました。
(で、帰りしなにTwitter。)

そう、オイディプスが「フェニキアの女たち」の中で自分の母との間に産れた
ポリネイセスとエテオクリスの二人の息子を呪ったように。



なにわともあれ、来週末はBackwardsの本番(固定のやつですよ~。)
さらに6月23日~27日まではこの『フェニキアの女たち』の本番。
(もうちょっと形が決まれば固定にします。)


アレね、もしね、僕がこれ以降、このブログでまったく『フェニキアの女たち』に
触れなくなったら、マジで空気読んでね。あんまり突っ込んで聞かないでね。
それはスタメン落ちして、裏方に回ったみたいなことかもしれないので・・・。


もちろん、今日呟いたTwitterの言葉をここでもう一度言います。

『打ちのめされて、砕け散った僕のかけらを拾おう。創り直そう、新たに拾った接着剤と学んだ方法で。挑戦し、失敗して、そして必要なものに気づいて、何度も何度も立ち上がる。』


6月に劇場でお会いしましょう。


追伸、もうこちらでは映画ロビンフッド始まりました。
ものっそい見たい。

気に入ってる台詞、最近よく呟きます。
"Rise and rise again until lambs become lions."

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