Leo Ashizawaの「元気でやってるよ。」「元気でやってけよ。」

自分がやりたいことを少しでも伝えるには、自分自身の中でそれなりに土台が必要です。僕の土台はこのメッセージ。これまでお世話になった人へ。これからお世話になるであろう人へ。ロンドンで活動する役者、Leo Ashizawaからの便り。

Backwarsを振り返って。重力が最大の敵

BAC00001

長かったようで短かったBackwards、終了しました。

2日間しかなかったということ、それに有名なStation House Operaの久しぶりのBACでの公演ということもあり
両日ともチケットは完売。特に初日に至ってはせっかく来てもらったのに、チケット完売で入れなかった方もいたようで、申し訳なかったです。

ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

大きなスクリーンを使用し、舞台にいたパフォーマーたちが
BACの建物すべてを縦横無尽に闊歩する絵をライブ映像で流したものと
実際に舞台で起きているもの、その二つが最終的に一つに合流するお話。


結末から始まり、始まりで終わる。
(ピアノ演者や歌手も逆戻して引いたり、歌ったり)
テーマは【Backwards(逆戻し)】。
ただし、今回はScratchということもあってか、
物語をある程度しっかり進める為に一定のルールを設けた逆戻しになりました。

それは、
言葉は逆戻しにしない。
動きもあまり大げさに逆戻しを意識しない。
思考と、動きもポイントだけ、にできるだけ意識を持っていく。

というものでした。

最初の頃はそのルールに戸惑いつつも、
最終的にはお客さんの話を聞いてみると、ちゃんと成立しているということが
実感できたので、Julian magicは健在だなと。


20人という大所帯を4,5人ずつのグループに分け、それぞれのグループの
パフォーマーたちが知恵を振り絞ってグループ案として出した逆戻しなお話を
Julian流に全体の中に取り込むという作品の作り方は、さすがに有象無象を
うまくまとめる瞬発力のある演出だなと。

また本人もスクラッチということを意識しながら作品作りを
行っている分、たとえば身体能力や台詞の細かい部分まで
演者に強制しない。あくまでも自分の思う、Backwardsというテーマを
具現化するために徹底するというものでした。


僕自身、本番を2日間迎えるというのは久々だったので
(ふだんの一人芝居の時は、ワンオフばっかりだもの。)
同じ作品を本番として何回か演ずることができることで
学ぶこともたくさんあるわけで。それに、裏や、公演後の雰囲気
いいですよね、やっぱり一人だけではなく、一緒に何かを演者たちや
周りの人間と作り上げていくというのは。
Backwardsリハーサル


今まで何度もBACには訪れたことがあったけれど、
一番心地よく、雰囲気を楽しめたのは今回でしょう。

そして、自分の中で決めていた一つ目の目標、BACを達成しました。
(もちろん、自分の一人芝居で達することができれば最高だったんだけどね)
BAC0002


来年のScratch Festivalには自分の作品で参加できればいいな
なんて思ってみちゃってます。


帰り際に演出家・主宰のJulianと話をしました。
J「ありがとう。今回のBackwardsはまだまだ試作段階だからね。これからどんどん形作ってく。」
G「実際に次も考えてるの?」
J「まだ具体的ではないけどな。」
G「そのときは、また是非声をかけてもらえると嬉しい。」
J「もちろんだとも、その時は宜しく頼むよ。」

白髪で長身の爺さんではあるが、時折見せる鋭い眼光とは裏腹に
アインシュタインもびっくりなすっ呆けた笑顔で答えてくれた。

Backwardsリハーサル002


今日はこれから「フェニキアの女たち」の稽古です。
次、頑張ります。

本番が終わったあとに吸う、いつものタバコ。この瞬間がたまらない。

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