Leo Ashizawaの「元気でやってるよ。」「元気でやってけよ。」

自分がやりたいことを少しでも伝えるには、自分自身の中でそれなりに土台が必要です。僕の土台はこのメッセージ。これまでお世話になった人へ。これからお世話になるであろう人へ。ロンドンで活動する役者、Leo Ashizawaからの便り。

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ギリシア悲劇【Phoenician Women(フェニキアの女たち)】稽古日記①

Theatro Technis


稽古日記②を書く余裕はあるのでしょうか・・・。
あれからいつの間にか日が経過してますね。何とか頑張っとります。
なんだかんだで台詞ももう、ほとんど入ってます。(あたりまえだっつーのね)

何から話を・・・と思いますが、人を紹介します。

まずは演出のGeorgeを渋いじいさんです。
George Eugeniou
(ちょっとアル・パチーノ似、渋いっしょ?)

昔は役者としてブリブリやっていた方で映画などにも多数出ていたようですが、50年ほど前に教会だった場所を劇場として改装し、今のTheatro Technisに至るわけです。数年前には夢現舎という日本の劇団がイギリス公演を行った場所でもあるそうです。そしてもう一つ素晴らしい事がGeorgeが主催をするプロダクションなので稽古が劇場なわけです。実際に本番を行う。やっぱりそれがすんごくいい。すんごーーくいい。

さて、そのジョージの演出ですが、もちろん古典というのも一つの理由ですが、
一切配役を教えてくれません、
そして配役が決まった後も台詞を覚えさせてくれません。

稽古期間も1ヵ月半ほどしかないにも関わらず、
内容を深く背景に至るまで、しっかりと理解させること、
そしてそれぞれのシーンを深く理解した次のステップとして
その状況におかれるリアルなインプロバイゼーション(即興芝居)により、
さらにシーンを深くつかませます。

さらに言語は関係無い!といい、僕に日本語で即興をさせ、イギリス人にも無理やり違う言語を話させ、即興をさせます。

口癖のように言います。

「台詞があるからシーンが嘘になるんだ。」

そんなわけで本番3週間前にしてやっと僕自身の役も決まりました。テイレーシアスという預言者です。登場シーンはそんなに長くないのですが一人台詞が長い、さすがは古典。要点だけなら1行で済む内容を美しく修飾し20行くらいにしちゃってます。

そしてやっと先日言われました。

「ゲン、そろそろ台詞を覚えた方がいいね。」

最初の頃は言われていました。

「ゲン、英語をしっかり発音するんだぞ。そうじゃないと聞こえないぞ。」

earthとかnurseの発音も聞き取ってもらえない。

爆裂しそうになったこともありましたが、台詞も入ってきた今、稽古が楽しみになってきました。

(いやー、マジでね、最初の頃は泣きそうだったね、ネイティブでない僕にとっては、古典の台本を理解した上でその内容を即興芝居の中に組み込んで芝居をするというのが、つらくてねー。いやーほんと。ネイティブ君たちはI Will doじゃなくて普通にI Shall doが出てくるものね。当たり前だけど、でもそれも少しずつ慣れると苦痛の中にも楽しさは生まれてきましたが。。。)


「我々は3000年という歴史の大洋の底に沈んだ至宝を引き上げるために素晴らしい潜り手にならなければならない。」

と言いながらとても可愛らしい笑顔でGeorgeはにんまりします。


稽古頑張ります。
稽古日記②も頑張ります。

Phoenician Women Rehearsal 1


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