Leo Ashizawaの「元気でやってるよ。」「元気でやってけよ。」

自分がやりたいことを少しでも伝えるには、自分自身の中でそれなりに土台が必要です。僕の土台はこのメッセージ。これまでお世話になった人へ。これからお世話になるであろう人へ。ロンドンで活動する役者、Leo Ashizawaからの便り。

ROCKY BALBOA (ロッキー・ザ・ファイナル)

Rocky Balboa

ロッキーは好きですか?



今日は久しぶりに釣りに行ったのですが、パイクもパーチもぜーーんぜん、駄目駄目。結構ね、実力もないんだけど運もないんだよね、釣りに関しては。このブログでも釣りのこともっと書きたいなぁと思うんだけれども、ここまで立て続けに釣れてないと、さすがに書く気にもならんのだ・・・。

今日なんて、ここ一番の冷え込みにも負けずガタガタ震えながら頑張りました。だって楽しいんだもの、好きなんだもの。


「そう、それくらい僕はものっそい好きです。」


シルベスター・スタローンはよくアクション俳優として、アーノルド・シュワルツネッガーと比べられていましたね。バックグランドも違う、ものづくりに対する意識も違う二人が、アクション俳優というカテゴリーの中で理不尽に比べられていました。

「ランボー1」「ロッキー1」SLY(スライ:シルベスタースタローンのニックネームです。)で彼の名声は押し上げられましたが、それは別にしても、作品としてもこの二つは素晴らしいものです。もちろん、後に何作品も商業的に作られましたが、この二つはピュアにメッセージ性のある当時の時勢と、流行の表現手段に裏付けられた不朽の名作です。


当初、この「ロッキー・ザ・ファイナル」も商業的に作られたものとして批評家から見られたようですが蓋を開けてみると、なんとまぁ、絶賛された作品です。


観たことがある皆さんなら、理解できると思います。


アーティストとしてはあまりにも不器用で、
そして質実剛健で、まっすぐな物言いの作品です。


良い意味で先時代の方法を使って映画を彼なりの飾らない方法で、
そして彼の原点であるキャラクターで語っています。

結末や結末に至るまでの過程は、もしかすると「それはないで~。」のような印象を受ける人もいらっしゃるかもしれません。でもね、千人に一人、一万人に一人、いや、数万人に一人はこのような結末を現実の世界でも呼び込む力があると思うんだね、そこに弛まぬ意思をもてさえすれば。

そして、スライの存在は、数千万人に一人の可能性を体現しているわけです。さらに、彼を代弁するキャラクター
ロッキー・バルボアは映画の中で数億人に一人の可能性を体現しているのです。


「映画やし、嘘の世界やし。ドラマ、ドラマ。」
なーんて思う方もいるだろうと、

現実は想像よりもドラマだったりするし、人が想像しうることはすべて起こりうる現実である可能性を秘めているんです。

アートと呼ばれるものは、個人の意思、思い、思想、哲学をより的確に伝えるためのスピーカー(拡声器)として
生み出され、存在してきました。そういう意味で、スライはアクション俳優ではなく、アーティストなんだと思います。彼を筋肉アクション俳優だなんて思っている人、ちょーーーーと考え改め欲しいなぁ(もちろん、そういう映画も出てますけどね。


表現手段として、より複雑に、より曖昧に、より異化的に、何かを伝えることが面白く、<正しい>と持て囃される今にこのような、作品は当時よりも逆に脚光の光を浴びることでしょう。

週間少年ジャンプを読んでいる誰かが、ルフィーや、ナルトに感動し、共感するにもかかわらずロッキーに感動し、共感しないのはちょっち悲しいお話です。

古臭く、嫌われたクリシェを堂々と映画作品として提示してくれたスライに感謝したいと思います。

・・・さて、映画草子、、、徒然と。

【Rocky Balboa(ロッキー・ザ・ファイナル)】

Written & Directed by:Sylvester Stallone(シルベスター・スタローン
Starring:Sylvester Stallone/Burt Young(バート・ヤング)/Antonio Tarver(アントニオ・ターバー)/Milo Ventimiglia(マイロ・ヴェンティミリア)/Tony Burton(トニー・バートン



僕がドラゴンボールを愛して止まない一つの理由として、主人公のゴクウはとても努力をしてるんです。誰よりも時間をかけて苦しい修行を乗り越えているんです。人が成長するには、人が何かを成し遂げるには、そういった弛まぬ努力は必要です。虎は生まれた瞬間から虎として自然界の食物連鎖の頂点には立ちますが、人間は虎ではありません。何かに苦労し、悩みながらもそれを乗り越え、鍛錬し、強くなっていくのです。

ロッキーではいつも強烈なトレーニングのシーンがあります。そうなんです。一歩先の自分と握手するためには個々が個々にあった努力というなの修行が必要なのです。

汗を流しながら涎をたらしながら、苦しい無様な姿をさらけながら、何かを習得しようとする姿。そんな姿を他の作品の映画キャラクターで見たことがありますか。遺伝的に強かったり、偶然才能があったり、個人の持つ強い意思がいつのまにか個人を強くしている。そんなキャラクターが多いですよね。

個人の成長を描く作品はいろいろありますが、これほどお手本になるお話はないでしょう。




ロッキーの素晴らしいところは

強い意志を持つ人間が、血反吐を吐きながら、
進んでいく、そこに何かが生まれる。

一番、人間的でないようで人間的なのです。


「少年ジャンプを真剣に読んで共感し、頑張ることができれば、間違った大人にはならない。」これ、僕の持論なんですけれども、

「ロッキーを真剣に観て共感し、頑張ることができれば、間違った老後は送らない。」これが、新しく僕の持論の中に追加されました。

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2 Comments

例のブログかんりにん  

ロッキー

ロッキー好きです。
今の日本には、汗を流し苦しみながらも前に進むというのがダサく見えるのか、あまり見られなくなりましたが、前に進む原点はこれだと思います。

2010/10/02 (Sat) 10:39 | EDIT | REPLY |   

ゲンクウ  

>例のブログかんりにんさん、

それは、汗を流し苦しみながら何かをするということを教えることをやめた社会の責任かもしれませんね。僕もこれが前に進む原点だと思っています。

2010/10/08 (Fri) 09:56 | EDIT | REPLY |   

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