Leo Ashizawaの「元気でやってるよ。」「元気でやってけよ。」

自分がやりたいことを少しでも伝えるには、自分自身の中でそれなりに土台が必要です。僕の土台はこのメッセージ。これまでお世話になった人へ。これからお世話になるであろう人へ。ロンドンで活動する役者、Leo Ashizawaからの便り。

11月5日

Drink up me hearties yo ho

またまたご無沙汰の更新になってしまいました。

こんにちは。アシザワゲンクウです。

実はとても残念なお知らせです。ギリギリになってしまい申し訳ないのですが、11月に公演のお知らせをしていたブレヒトの【The visions of Simone Machard】は個人的な事情により参加することができなくなりました。

お越しいただくつもりだった皆様、非常に申し訳ございません。
作品自体は面白く仕上がってることだと思いますので、ぜひぜひ足を運んでください。

11月5日はイギリスではガイ・フォークス・デイとして有名です。
そう、その日は僕の誕生日なんですよね。ちょうど3年前にも同じようなブログを書いていました。
2007年11月5日

あれから3年も経つんだよな。
先日、ワンピース最新話を読んでちょっとへこみました、僕はこの5年間何をやってたんだろうって。
だって、あいつら皆、2年でめちゃくちゃ強くなってるんだもの。


実はここ数ヶ月、まるで天国と地獄を彷徨う様な精神状態でした。


そんなある日の話、

朝、遅刻気味だった僕は足早にバス停に向かいました。大通りに面する細い通りに住んでいるので、大通りのバス停に向かう途中にバスをみかけると、それはダッシュを意味します。そうでないと次に何分後に来るかわからないバスを待つ羽目になります。

その時もロンドンバスで有名な真っ赤なダブルデッカーが目の前の大通りを通り過ぎていきました。

どうしてもそのバスに乗りたかった僕は通勤ラッシュで行きかう車道を横断しようとしたのです。

悪い癖なのですが、朝のラッシュでスピードが出ていない車たちの間を通り抜けて道路を横断することが結構あります。そのときも、スピードがそこまで出ていない車間を探し、渡ろうと考えていました。


大きなトラックがやってきました。

その後ろにシルバーのセダンがやってきています。

ちょうどそんなに急がずとも道路横断が出来そうな車間距離です。

しかも横目にバス、何とかダッシュで走ればバスに間に合いそうです。


大きなトラックが通り過ぎた瞬間を見計らって道路に飛び出しました。


とはいっても、まだまだシルバーのセダンは先にあるので、余裕で歩こうとした瞬間、驚くほど近い距離にシルバーのセダンの横からバイクすごいスピードで迫ってきています。


思考が僕に伝えました。


「このまま進むとバイクに撥ねられる、でもバイクが過ぎるのを待てば車に撥ねられる。」


そして結論は、


「終わった。」


そういう覚悟というのか、諦めというのか、
不思議な感情が心にわいた瞬間、世界が停止しました。

これ以上ないくらい頭の中がすっきりしていて、清清しかった。



僕の視覚は、僕に、まるで眼鏡をかけているときのように、すべてを明瞭に見せ、的確に安全な場所を探させます。僕の両腕は無意識のうちに自分の身体の領域を探ります。僕の足は的確に、僕の脳が判断した場所に僕を運びます。


遠くで周りの人たちの叫び声が聞こえました。



しかし、僕は、初めて銃を使った時に弾丸をよけながら弾丸を込めて敵を撃ちぬいたミスタのように冷静に
車とバイクの隙間を見つけ出し、そこに立ちどまりました。僕の目の前、まさに数センチの鼻先をバイクが通り過ぎ、その直後、僕のちょうど数センチ後ろを車が通り過ぎました。

自分の身体の覆う何かを感じ、そこにいれば絶対に大丈夫という自信がありました。
自信と表現してしまうと少し主観的ですが、どちらかというと、もっと客観的な事実、太陽が東から昇り西に沈むくらい<当たり前>だったのです。



そして結局のところ、車とバイクの両方をやり過ごし、道路を横断しました。



その日、真っ暗でどうしようもないような状況に少しではありますが、
光がともされたような朗報を僕は受けました。



見えない力が人に何かを告げることはよくあることです。
不思議な力に気づくことも、よくあることです。
精神の広がりが僕を救ってくれました。

それは一般に成長と呼ばれるものに近しいものです、完全に同じものではありませんが。

まぁ、ややこしいことは抜きにして、何が言いたいかというと

ぼくは

「元気でやってるよ。」

みんな

「元気でやってけよ。」


わが精神よひろがれ。


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