Leo Ashizawaの「元気でやってるよ。」「元気でやってけよ。」

自分がやりたいことを少しでも伝えるには、自分自身の中でそれなりに土台が必要です。僕の土台はこのメッセージ。これまでお世話になった人へ。これからお世話になるであろう人へ。ロンドンで活動する役者、Leo Ashizawaからの便り。

【Transformer: Dark of the Moon(トランスフォーマー:ダークサイドムーン)】

Transformers3

こんばんわ。

今日のブログも映画草子を徒然とやりたいと思います。

本当はこんなことやってる場合でないくらい遅れてるんですね、台本も稽古も(あーあ、いっちゃった。)毎日毎晩もう夢の中でうなされてます。出る汗は全部冷や汗。どんどん不機嫌になってくのも手にとるように自分でわかるんですが、これはどーしようもない。最後の一滴になるまで身体の水分を搾り出しているよーな、減量をしているような気分です(やったことないくせに。)

だからこそ、ちょっとブログ書こうと思ってみました。息抜きに見に行ったトランスフォーマー。スピルバーグとマイケル・ベイは映像を見せるのが上手なので、今回の3D作品がどんな按配になっているか気になったし。やっぱり上手でしたね、3Dも個人的にはアバターなんかよりもずっと良かった。


今回はあからさまにネタばれなので、まだ見ていない人で見たい人はスキップしてください。

こういう作品は18歳指定を入れて欲しい。日本でいうところの映倫はおそらく映像の基準で年齢指定を入れているんだろうけど、思想やストーリーでも年齢指定を入れるべきものってあると思うんです。見てくれよりも、もっと微妙に子供たちを駄目な方に侵食する内容ってのもあると思うんです。

僕自身、アメリカ映画がマンネリする一歩手前、熟成期にハリウッド映画を見て育ってます。エンターテイメントに甘く感化される自分も知ってます。でも、ストーリーやそこに潜んでいる思想等等を理解した上で、エンターテインれてさます。家でテレビゲームするくらいのノリで単なる暇つぶしとして。(本当は暇つぶしでも体験できるものがいいんでしょうけど。)

でも、子供たちは違う。特にこんなトランスフォーマーなんてカッコいいし、3Dでリアルだし、男の子なんてウハウハなるでしょう。「正義が悪を倒す!」「イエーィ!」映画を見終わった帰りに親に、プラモデルやらキャラクターグッズをねだる姿が浮かびます。ただ、その見てくれだけでなく、無意識のうちに勧善懲悪が当たり前ってこともすりこまれていくんでしょう。


今回、センチネルというオプティマスが崇拝していた師匠が登場します。自由はどんな生き物にも平等にあることを教えてくれた無二の師匠。この師匠は結果的に自分たちの種族を愛し、生かしたいが為にやむなく、ディセプティコンと手を組みます。もちろん、ハリウッド式で例外なく、最後はオプティマスにやられるわけですが、最後にこの台詞が。

センチネル「わしは種族を大事にしたかっただけで、誰も裏切ってなどおらぬ。」

オプティマス「いや、あなたはあなた自身を裏切った。」

どーーーーん!

オプティマスはセンチネルの頭を打ち抜くわけです。そして、オートボットたち、活躍した人間たちが、若干蜃気楼のかかった背景をバックに、いかにも英雄的な歩調で歩いてくるわけです。

僕は一人でこのシーン映画館の中で爆笑してしまいました。くだらなさ過ぎて。

こんなにくだらない、最悪なラストシーンは、【踊る代走査線ムービー】で、青島刑事がさされパトカーで運ばれていくときに全員で綺麗に敬礼しているシーン、【ラストサムライ】で打ち死んだ勝元に敵兵が正座し頭をさげるシーンに匹敵しましたね、いや、越えたかな。なんつっても頭ぶち抜いたからね、人格者で哲学的な正義のオプティマスはもう動くこともできないよぼよぼの爺さんの頭を情け容赦なくブチ抜いたわけです。

勧善懲悪的作品作りはいつものことなので、しょうがないですが、この爺さんの頭をオプティマスというキャラクターがぶち抜いたことが衝撃的でした。今までにここまできた作品はないですね。

こーいうのをたくさんみてそれが無意識のうちに頭の中にはいっちゃうと、勧善懲悪が当たり前になってしまうでしょ。
正義も悪も、立場や見方が違えばたいしてかわらないものなのに。世界はそんな単純じゃないのに。

原住民を撃ち殺し、至極当然のように自分たちの国をつくり、気に入らないから母国から独立し、栄誉のように独立記念日をたたえ、核を他の国に落とし、土足で他国に干渉し、初めて本土でテロ被害が起きれば被害者面で、世界にうったえ、テロリストのリーダーが死ねば、喜んでパーティーにするような国の、その中でも力と発言力のある人達が、すさまじい制作費をかけて、すごく良いものを作れる可能性があるにもかかわらず、こんなくだらない作品をつくって、悪影響を与えまくる。


憂鬱でしょうがない。


そこらへんの18指定映画よりもいわゆる<教育>に悪いでしょう。


こんな風に映画を語るのは初めてですけど、なんかもーね、耐えられなかった、気持ち悪いし。何よりも特に子供たちがみるような作品にこれは無責任すぎる。

そんな感じで、一応とりあえずトレーラーは乗せますけど、いつもどおり。映画草子のスタイルということで。



この元気でやってるよブログは裏ホームぺージみたいなもんなんでこれからも、今までとは違ってこんな感じで書いていきたいと思います。

あー、やべっ、息抜きどころかまた腹たってきた。

後本番まで2週間、頑張ります。

でも次に戻ってくるのはもしかすると9月に入ってからかもしれません。
ではでは。

0 Comments

Add your comment