Leo Ashizawaの「元気でやってるよ。」「元気でやってけよ。」

自分がやりたいことを少しでも伝えるには、自分自身の中でそれなりに土台が必要です。僕の土台はこのメッセージ。これまでお世話になった人へ。これからお世話になるであろう人へ。ロンドンで活動する役者、Leo Ashizawaからの便り。

Melancholia

Melancholia

「自由意志で死ねるのは天才か狂人だけだ。我々はみな、死を選ぶのではなく、選ばされるのだ。だから我々が選ぶのは死ではなく、生なのだ。我々は生を選ぶ、どのように生きるかを選ぶ。その結果として死が、その人間にふさわしくあるだけだ。 <海市 福永武彦>」



「いかに肉体を精神をすりつぶすようにして誠実な仕事を成し遂げようと、画家は他の人間同様、死ねば墓に葬られる。ただし、少し違うところは真の画家の場合、その作品が無限の後世に話しかけるというところだ。そのように考えてみれば、画家にとって最大の課題は死ではなく、そのような作品を制作する行為そのものだろう。蒸気船や馬車や汽車がこの世の交通機関であるように、コレラや結核や癌は、天上の交通機関であるとも考えられる。年老いて静かに死ぬのは歩いて行くようなものなのだろう <ゴッホ紀行>」



「恐怖は判断の基準についての確信を動揺させる。世界に共通の判断基準がなくなれば、あらゆる議論は反対側にとって、考慮の対象ではなく、挑戦とみなされるようになる。そうなれば理性はその役を果たさず、歴史は人間の思考および祈念をおしのけて自動的に破局へと廻転してゆく・・・・。 <広場の孤独・堀田善衛>」



「俺は形ばかり切支丹になったと思うてきた。今でもその気持ちは変わらぬ。だが、御政道の何かを知ってから時折、あの男のことを考える。なぜ、あの国ではどの家にもあの哀れな像がおかれているのかわかった気がする。人間の心のどこかには、生涯ともにいてくれるもの、裏切らぬもの、離れぬものを -たとえ痛みほうけた犬でもいい- 求める願いがあるのだな。あの男はそのようなあわれな犬になってくれたのだ。 <侍・遠藤周作>」



「どんな愛にもそれなりの深い悲劇があるということ、それはしかしもう愛さないということの根拠ではない。確かに愛と罪は密接に繋がっていて、僕らは天国のような幼少期が遠くに失われてしまったと思うけれど、愛は成熟するための学校だし、人生が与えてくれる栄冠でもあるのだ。 <ヘルマン・ヘッセ>」


そんなすべてを、すべてを無に帰す。

生命とはいったいなんなんだろう。

【メランコリア】
Directed by:Lars von Trier
Starring:Kirsten Dunst/Charlotte Gainsbourg/Kiefer Sutherland




映画草子、徒然と・・・。

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