GREAT EXPECTATIONS

どぅおうも。みなさん、お元気ですか?師走の忙しさに追われてますか?
師走って何で忙しいんだろ・・・調べてみました。
「その由来は僧侶(師は、僧侶の意)が仏事で走り回る忙しさ(平安後期編『色葉字類抄』)からという平安期からの説がある。」(wikiより抜粋)
まぁとにかく、寒くなってきているのでお身体ご自愛くださいませ。
こちとら皆さんより一足早く(?)落ち着かせて頂きました。
先日、映画「All That Remains」の小規模な撮影があり、気持ちのバタバタ師走(これは師走とは関係ないかね)を終えました。次回の撮影は来年になるので、少し休憩をば。たまった本をゆーっくり読めるって考えると嬉しくて。
9月の上旬に集中的に行った撮影では、物語のキーポイントとなる原爆投下以前のシーンを集中的に撮影しました。その後ちょくちょく、エキストラを使ったロケやアメリカ軍等のシーンを撮影していたようですが、来年の撮影では原爆投下以降に集中するために、今回1日だけですが、撮影に入りました。
せーっかく3ヶ月の期間で一生懸命伸びていた「髪の毛よなら」の断髪式から撮影が始まりました。
こーんな感じになったわけですよ。
過去半年の僕の頭髪推移。髪の毛長かったのになぁー。
まず最初に長髪から坊主になり、伸びて来たところをまた短髪から坊主へと。
骨までしみるイギリスの冬の寒さにさらされているこの坊主頭。
まるで冷水で洗われる米粒のように、しっとり震え上がってます。
で、この米粒、もう30歳もだいぶ過ぎたにもかかわらず、
お酒を買う時にIDを見せてくれといわれる侘しさ。
同じコンビニに一晩に3回お酒を買いに行って
そのコンビニで働く3人の定員それぞれにIDを見せ、失笑される侘しさ。
米粒。

寒さ対策の毛糸ニット帽が、中途半端にひっかっかって、ちゃんとかぶりづらく、
かぶれたとしても、とても脱ぎにくい。
百害あって一利無なしの米粒。
今回の撮影では、原爆投下前の数シーンそれからすでに撮り終えたシーンで
追加で欲しいシーンなどを撮影してきました。
出来上がったシーンも少し見せてもらいましたが、CGIのクオリティーはさすがで
もちろん細かい部分で、日本人的には「?」が浮かぶところはあるけれど、
素晴らしいできです。(細かい部分はこれから修正してくようです)

自分の演技をみながら、迷子になってしまいました。
グリーンスクリーンでの演技、またどちらかというとシンボリックなシーンが
多い中での演技が自分が思っていたよーに、シーンにはめ込まれていない葛藤。
とりあえず、次回の撮影まで時間があるので
もう一度、自分を見つめ直してみようと思います。
今日はチャールズディケンズの名作「大いなる遺産」
現代版に模した90年代の作品、イーサン・ホーク主演、アルフォンソ・キュアロン監督の「大いなる遺産」は僕の大好きな映画の一つ。映画の色、作中の音楽、台詞まわしなど、僕好みのスタイルで満填な映画です。
今までいわゆるクラシックな「大いなる遺産」はみたことがなかったので、とても楽しみにしていました。
久しぶりに原作をリスペクトし忠実に表現しつつ、中だるみしない展開で満足できました。
映画の草子、徒然と。
【Great Expectations (大いなる遺産)】
Directed by:マイク・ニューウェル
Starring:ジェレミー・アーヴィン/ヘレナ・ボナム・カーター/レイフ・ファインズ
ごめんね、今日はあまり時間がなくて。
次回ゆっくり書きまーす。



