Leo Ashizawaの「元気でやってるよ。」「元気でやってけよ。」

自分がやりたいことを少しでも伝えるには、自分自身の中でそれなりに土台が必要です。僕の土台はこのメッセージ。これまでお世話になった人へ。これからお世話になるであろう人へ。ロンドンで活動する役者、Leo Ashizawaからの便り。

多面性に満ちあふれた事象とその中心でそわそわしすぎている僕たち。

やっぱり1週間に1回のペースはなかなかキープできないものです。
それどころか、また1ヶ月更新しないからという理由のスポンサー広告が出てしまいました。すみません。

久しぶりに書くと、文末を「です。ます。」にするのか、「だ。である。」にするのかすらわかんなくなっちゃいます、いつも。


そんなわけで、こんばんは。葦沢リオです。みなさん、おげんきですかー?



しばらくご無沙汰している間に色んな事がありました。1月とこれまでの2月は怒濤のように忙しい1ヶ月半でした。着地するのには、まだもう少し時間がかかりそうですが、クレイジーな忙しさからは少し解放された気がします。

さーて、嬉しいニュースですが、永井隆さんを題材にし、僕が主演させて頂いている映画「All That Remains」の取材記事が2月2日の朝日新聞(九州地方)の社会面の一面に掲載されました。

朝日新聞記事

支離滅裂で荒唐無稽な僕の話をとても上手にまとめて頂きました。
ありがとうございます。

昨年一年間はほぼ、つきっきりだった撮影が終了し、少しずつですが、
皆さんにお届けできるタイミングが近づいているのではないかと思います。


ちょうど今、ブログを書く前にインターネットを開くと、(開くっていうのかな、インターネット?)、また、溢れる情報に驚いたところです。Facebookでまったくつながりのない友達たちが、同一の記事をシェアしたり、同一ページを「いいね」したり、それが国籍を問わず人種を問わずで、一つの写真や、出来事に関して、あーでもない、こーでもない、話してます。

イギリスでは一般のメディアから日本でいういわゆる「流行」というものを切実に感じる事はありません。でも、おそらく確実に刹那的にこのFacebook上での「流行」というのは存在するんだというのを目の当たりにしました。


ちょうど僕がこのブログを始めたのが、7年前(おー、もう7年にもなるのかー!?)その頃は、「流行」にのって、自分の稽古のために初めたようなもんです。

顔も見えない、声も届かない不特定多(少)数の人に向けて、何か自分の意見や思いを発言するという意味をしっかり考えたものでした。それに責任という意味でも僕は役者という立場上、パブリックの人間なので、「どこの誰か名前も顔もわからない奴が好き放題無責任に言葉を吐く」にはならないであろう、「うん、大丈夫だ」ということが、ブログを始める決意にもなりました。(別に役者として誰にも知られてないじゃん!っていうツッコミはよしてね。)


それからしばらくして、Facebookをはじめソーシャルネットワークで、
新しい形での人との関係性というものに、感心しました。


が、今、もう飽和状態ですね。日本の若い子たちは、Facebookではなく、LINEだそうですね。おそらく、こういった種類のソーシャルネットワークは日本人という国民性には向いてないんだと思います。


イギリスの若者もFacebook離れがみられるそうです。


いったん広がった人の輪、実際に人が手を広げる事ができ、輪としてつながる範囲には限界がある中、(時代が時代ならそれは「才能」と呼ばれてました。)どーーーーん、といったん老若男女誰かれかまわず、無制限に広がったものが、結局最初からもちあわせる、自身それぞれの手の長さに合わせて、狭まって来た結果なんだと思うんです、これは。


それに物事、出来事は本当は、すごく複雑なんです。
たくさんの側面ありすぎて、外からはまったく理解できないほど。

もっかい、言います。


多面に囲まれた一つの事象は、複雑で重層なんです。


僕が役作りをする時には(そんな大それたことを言っていいのかとおもいますけど・・・)、止めどなく流れ落ちる滝の流れを一気に受け止めるように、あまたあるその事象とその中に、ひっそりと潜む個人さらに、その多面性に圧倒されます。

どちらかというと、演劇的には派手に存在する個人よりも、ひっそりと潜む個人が好まれる気がします。

そんな個人が呼吸し、飯食って、寝る一見シンプルな人間の一つの行動、一つの言葉は、なんとまぁ、重層的に多面的に色んな状況が、でっかい鍋にぶちこまれ、具がわからなくなるまでクツクツと煮込まれ、初めて(例えば)ー



「僕は君が好きです。」

というスープになり、
それを食した人が

「あー、この人は私が好きなんだ。」

味がわかる。



という仕組みで僕らの目に見える形になります。


僕はこの行為というか、事象をずっとそのキッチンの片隅で三角座りしながら、眺めてます。丁寧にその行程と、一語一句頭の中に録画します。目が裏側にむいてしまうくらい、脳みそを覗き込むくらいグッと。

それを丁寧に僕の中の秘密の場所にしまい込みます。
それを繰り返し、繰り返し、そして来るべき時に、パーッと放出すると、
実際に僕の言動として、表面上に演技として現れてきます。


何が言いたいのかと、申しますと(凝縮してね。)一つの物事や出来事は、こんな若輩者の僕の役作りよりも、複雑で重層的な、「実」として生きる人間たちのハーモニーの結果として起こります。そのメロディーが、耳を塞ぎたくなるようなノイズであろうが、心躍るほど、陽気なものであろうが、ハーモニーに違いはありません。


そして、僕ら個人個人は、その一人一人であり、「なんだかんだで、結構複雑じゃん」でしょ?
だから、物事や出来事にはその中心に必ず人がいること、そしてその人たちは僕らと同じように息して、起きて、食べて、寝るんです。家族がいるかもしれない。大切な人がいるかもしれない。



僕らと本当に違わないんです。



それが今の世の中見えにくくなってしまってる。ソーシャルネットワークというメディアは従来のメディアよりももっと、発信元や情報源を非現実的に変えてしまう。


「高みにいて、なんとかかんとかいう言葉はいくらでもありますが、その人の身になってみたら、だいたい言葉がないのです。いったんそこまで行って、何とかして言葉を見つけるというのが批評なのです。」小林秀雄さんの言葉です。


だから、僕は直接、顔を見て会話でしか、物事や出来事に関しては何もいいません。

僕には残念ながら、複雑で重層な相手を汲み取って、ちゃんと自分の意見や意志や批評を表現する文章力はないから。


その逆もしかり、不特定大多数向けに発信された、一元的な誰かからの、何かしらの意見に僕は耳を貸しません。
そして、それを真剣にも受け取りません。


ていうようなことを悶々と考えていて、自分に問うた結果、もう一度僕のブログを見直そうと、考え直そうと思いました。

原点にもどって、やっぱり僕にとってブログを書くモチベーションは、僕のお世話になった人に、そしてこれからお世話になるであろう人に「元気でやってけよ」「元気でやってけよ」ということを感謝と共に伝えることです。


だから、これからはもっとそーいうことに重点をおいたブログにして行きたいと思います・・・というブログ8年目の決意表明でした。



続けてくには、なーんだかかんだがいるんです、僕ってヤヤコしいから。



では、気を取りとりなおして映画草子、徒然と・・・。

本来この映画草子は一つの映画を観た後に、こまかーく僕なりに映画を批評ではなく物語ってみようということで始めた企画(?)なんですが、このところどーも、自分の思うように紡がれていない気がします。しかも、一ヶ月に一度の更新だと、よけーにややこしい。なので、いつもの如くですが、僕が最近見た映画の予告をダイジェストでどーぞ。


【American Hustle】
クリスチャンベールが10数kg増量し、時代をうまーく繁栄した飽きない作品






【August: Osage country】
豪華役者の供宴、キャラクターとしても役者としても個性が溢れてとまりません。





【47 Ronin】
言わずもがな、日本での公開が最速だったんですよね!?





【Inside Llewyn Davis】
コーエン兄弟の新作





【Dallas Buyers Club】
筋骨隆々のマシューマコノヒーが、20kgほどの減量で望んだ作品





これからはもうちょっと、面白い話ができるように、昔ブログを初めた頃に、ピンとたてていたアンテナを取り戻す日々をおくり、それをお届けしたいと思ってます。

その時の感情と、時勢に任せて、ある種無責任に言いたい事をまき散らすことは簡単なんです。難しいけど、でも簡単なんです。そんな大義名分でかこまれた自己満足プールで溺れそうになっていたのかもしれません。これじゃー、ダメだねって。思ったので。んで、そう僕がようやく気づいたってことは、読んで下さっている方は、もっと早くから気づいてたんじゃないのっておもっちゃいます。


まー、そんなこんなで、これからも頑張って行きますので応援してください。



僕は


「元気でやってるよ。」


皆も


「元気でやってけよ。」

元気でやってるよ。2014年2月



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